
アロマサロンLaBlanc~ラ・ブラン~
《神奈川県川崎市幸区》
手作り石けん
お花絞り石けん
アロマテラピーの教室
石けん道具について
石けん作りにはどのような道具を用意するのか。ご紹介していきます。
基本的にはキッチンにある道具で充分間に合います。
苛性ソーダという劇物を使いますので、ボールや泡だて器は、石けん専用の物を用意すると安全です。毎回、使い終わった後には、きれいに洗うことが重要です。
素材は、ステンレス、ガラス、プラスチック製がお勧めです。
苛性ソーダで変質してしまうアルミニウム、鉄、銅、テフロンなどは使用しないでください。
100円均一のお店でプラスチックやステンレスのボールや泡だて器が販売されており、それで充分でしょう。特に高価なものを揃える必要はありません。
【基本の道具】
①ボール・・・オイルと苛性ソーダ水溶液を入れる
②泡だて器・・・石けんタネを混ぜる
③はかり・・・材料をはかる
④温度計(2本)・・・オイルや苛性ソーダ水溶液の温度を計る
⑤軽量カップ・・・精製水を計る・材料を計る
⑥軽量スプーン・・・苛性ソーダを計る・混ぜる・材料を計る
⑦ゴムベラ・・・材料を混ぜる
⑧プラスチック容器・・・苛性ソーダ水を作る
⑨エプロン・・・服を保護する
⑩ゴーグル・眼鏡・・・目を保護する
⑪ゴム手袋・・・手を保護する
⑫新聞紙・ペーパータオル・・・石けんを作る場所を保護する
⑬マスク・・・苛性ソーダ水溶液の臭気を防ぐ
⑭ブレンダー・・・オイルと苛性ソーダ水溶液を混ぜる
道具の購入先などは教室で実物を見ながらご紹介しています。


【基本の道具ー2】
①精製水・・・苛性ソーダを溶かすために使う
②苛性ソーダ・・・水酸化ナトリウムのこと。薬局で購入可。
劇物のため購入には印鑑と身分証明書の提示が必要な場合がある。
③油脂(オイル)
オリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイル、パームカーネルオイルなどを使う。オイルの種類により出来上がる石けんの使い心地が変わる。季節や肌質に応じて油脂を選択するのがおススメ。
【基本の道具ー3】
①アクリルモールド
アクリルで作られた型で、インターネットショップで購入が可能。透明なため中のデザインが見やすく、取り出しがスムーズ。
②牛乳パック
初心者にはポピュラーな型。取り出す際には紙パックを破くため、使い捨てとなる。
③紙コップ
紙コップは取り出す際に破るため、使い捨てとなる。
④シリコンモールド
形が豊富にあるにはシリコン型。花や星などを作ることができる。取り出す際には、冷凍庫で凍らせると容易に取り出せる。
苛性ソーダ水溶液の作り方、オイルの特性については、石けん講座で詳しく教えています。
型の大きさなども購入前に教室でご相談いただけます。
オリーブオイル石けんを作ってみる
まずは基本の作業を覚えるために、お肌に優しい石けんを作ってみましょう。
オリーブオイルはオレイン酸が多くお肌に優しいオイルですが、溶け崩れしやすいため、パーム油で固さをカバーします。
泡立ちをよくするためのパーム核油、さらに保湿と泡立ちを保持するキャスターオイルも入れたレシピをご紹介します。
油脂の良いところを合わせたオリーブオイル石けんとなります。
石けん作りには時間が必要です。2時間程度の余裕がある時に作業を行ってください。慌てずゆったりとした気持ちで作りましょう。
オリーブオイル 135g (54%)
パーム油 50g (20%)
パーム核油 50g (20%)
キャスター油 15g (6%)
苛性ソーダ 33g (8%ディスカウント)
精製水 75g (オイルの30%)
【作り方】
①容器を用意し、精製水を入れて計る。
②苛性ソーダは紙コップへ正確に計り入れる。
③精製水を入れた容器のなかに苛性ソーダを少しずつ入れ、棒でよくかき混ぜる。温度計を入れて温度を計る。容器ごと氷水などにつけて、温度を下げる
④ボウルに油を少しずつそそぎ、油を計量する。油を湯煎で少しずつ温める。
⑤苛性ソーダ水と油の両方の温度を40~45℃に合わせる。
⑥温度が揃ったら、ボウルの油の中で泡だて器を動かしながら、苛性ソーダ水を少しずつ入れ、泡だて器でよくかき混ぜる。ブレンダーに変更しマヨネーズほどの固さまでさらに撹拌する。
⑦型にラップ等でふたをし、発砲スチロールに入れて保温する。
⑧1~2日後、型から出せる硬さになったら出す。
(出ない場合は数日置く。またはさらに一日置き冷凍庫で一時間ほど凍らせて取り出す。)
⑨切れる硬さになったら、包丁で切って好みの大きさにする。※手袋着用すること
⑩通気性の良いところで4~6週間くらい寝かせて熟成。
・トレースが出ない、もしくは出すぎた。
・思っていたような色が出なかった。
・保温してみたら、白い粉(ソーダ灰)がついていた。
作っていくうちに、沢山の疑問点が出てくることがございます。
教室では、そんな原因と結果を考えながら作っていきます。

